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「ミッフィー」の作者であるオランダのグラフィック・デザイナー、絵本作家のディック・ブルーナDick Bruna 氏が2017年2月16日、オランダ ユトレヒトにて逝去されたそうです。(享年89歳)

ミッフィーシリーズは子供たちにも多く買い与えましたが、こちらは事務所に飾っているディックブルーナ ペーパーバックシリーズのポスター。
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最小限の配色にシンプルなデザインを心がけ、描きすぎず見る人にイマジネーションを働かせる。
確かにそんなところが好きでした。



そんなブルーナのイラストとの出会いは、こちらの『モスバーガー国立店』の店舗デザインを担当したころ。当時はまだサラリーマンで在籍していた会社が大手元請会社からの要請を受け、内外装デザインの分野を担当、広告業界やその他、様々な分野のデザイナーのタッグにより、2005年春にオープンしました。

『モスバーガー国立店』は全国のモスバーガーの旗艦店、実験的な店舗デザインを繰り替えすお店で、このときはディックブルーナ氏のイラストをあしらい、国立という立地にふさわしいカフェのようなゆったりとした店づくりへの改装計画でした。

ディックブルーナ氏が書き下ろしたと言う壁面緑化した看板にあるモスバーガーのロゴ。
当時はディックブルーナモデルなんて呼ばれていて、一目で特別であることが分かります。
既存店舗では手前柱部分も店内でしたが、あえて3テーブル程の屋外テラス席を設け、街に開いたペット同伴可能な構成に変えました。
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こちらは入り口近くのカジュアルスペース。
オープンキッチンのガラスにもイラストがあります。
そんなブルーナの北欧デザインに合わせて木部はタモで統一。

レジ横のサンプルカウンターではイラスト入りの食器なんかも売られていました。
私もいくつか買って今でも大事に取ってあります。
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中央の多目的トイレスペースを超えて奥のソファスペースへ。
いたるところにイラストが飾られています。
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店内奥のソファスペース。
大きな木のイラストは直接壁に転写して描いています。
力強い揺れた線の凹凸は細部にわたり検査されていたのを記憶しています。
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店内のベンチシート以外の椅子は全てTRUCK FURNITUREのもの。
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最高の店づくりに携わることができ、その哲学が好きだったブルーナ氏の訃報はほんとうに残念です。もちろん直接お会いしたことはありませんが、お悔やみ申し上げます。


それにしてもあれから早いもので12年!
お店もすっかり変わってるだろうな~。

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by hausuma | 2017-02-20 14:18 | MOS | Comments(0)